日本経済の救世主となるか?「クールジャパン」
中国メディアが見る日本 「クールジャパンとは?」。札幌市役所職員の加茂貴裕さんはじっと考えた後、アニメ、ゲームに代表される流行文化であり、世界の無数の若者の注目を集めている、と述べた。「クールジャパン」の影響力により、「オタク」「コスプレ」など日本のアニメ用語が世界中を駆け巡り、広く知られるようになった。広州紙・羊城晩報が伝えた。
日本経済が現在「失われた10年」「失われた20年」に直面している中、「クール」がもたらす効果に期待が寄せられている。日本政府は近年、「クールジャパン文化」輸出を国家戦略に位置づけ、経済成長を推し進めようとしている。これがクールジャパン(Cool Japan)戦略だ。
■芸能人真っ青の人気
2010年12月、札幌市役所はバーチャルアイドル「初音ミク」で名を馳せる地元企業「クリプトン・フューチャー・メディア」と市ブランド戦略関連協力契約を結び、「初音ミク」などアイドルキャラクターを観光PRに積極的に活用することで合意した。
「『初音ミク』の影響力アップに伴い、札幌はクリプトン社の情報技術とインターネットを活用することで、札幌ブランドを高めてゆきたい」と加茂さん。契約後は毎年、著名な「さっぽろ雪まつり」に「初音ミク」の雪像が登場している。「雪まつり」のイメージキャラクターとなった「初音ミク」は、愛らしさ、清楚さ、そしてその斬新なイメージから、人気を博している。