チャイナ・モバイル 4月中旬より「お財布携帯」を提供
長年準備が進められてきた、チャイナ・モバイル(中国移動)の「お財布携帯」サービスが、今月中旬より正式に提供される。光大銀行は中国移動電子商務公司と8日、戦略提携合意書を締結し、チャイナ・モバイルの同サービスに初参入した。チャイナ・モバイルのユーザーは4月中旬より営業所で、携帯決済機能を持つSIMカードに無償交換が可能となる。北京の市民は5月に、携帯電話を当てるだけで地下鉄や公共バスに乗車できるようになる。新京報が伝えた。
■iPhoneは決済不可
チャイナ・モバイルの遊峰・EC事業運営部総経理は、「当社のユーザーは4月中旬より、営業所で携帯決済機能を持つSIMカードに無償交換が可能となる。しかし携帯電話の決済には、さらにNFC(Near Field Communication)機能を持つ携帯電話が必要だ。当社は4月よりHTCやサムスンなどの3機種の決済機能を開通させ、今年年末に同機能を持つ数十機種の携帯電話を発売する」と表明した。チャイナ・モバイルは、NFC機能を持つ携帯電話を1000万台以上販売することを、今年の目標としている。iPhoneはNFC機能を内蔵していないため、決済は不可能だ。
■POS端末が100万台を突破
情報によると、光大銀行の他に、招商銀行、浦発銀行、中信銀行、中国銀行もチャイナ・モバイルの同事業に進出している。
チャイナ・モバイルのお財布携帯を持つ利用者は、銀聯カードの「閃付」のマークがあるPOS端末でモバイル決済ができる。全国のPOS端末の総数は、現在すでに100万台を超えている。チャイナ・モバイルによると、北京の公共交通機関で統一的に利用できるカードも、5月からお財布携帯の応用範囲に収められる。市民は5月より、携帯電話を当てることで公共交通機関を利用できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月9日