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杭州と温州で商用4Gサービスの試行開始

 中国移動浙江公司は2日、杭州と温州で商用4Gサービスの全面的試行を開始すると発表した。これは浙江省が全国に先駆けて商用4Gサービスの全面的試行を行う省となることを意味し、中国が超高速モバイルインターネット時代に突入することを象徴するものだ。「新華網」が伝えた。

 4Gは第4世代移動通信システムの略称。現在中国移動が採用している4G技術はTD-LTE。これは中国の主導する2大国際4G標準の1つで、最高速度は3Gの数十倍に達する。

 商用サービスの試行開始に伴い、個人ユーザーと企業ユーザーに4Gサービスが全面開放される。中国移動浙江公司は寧波でも4G体験キャンペーンを実施。杭州、温州、寧波の4Gユーザーは3都市間でローミングサービスを受け、同一の料金体系を享受できる。杭州のユーザーはデータ通信が途切れないよう、4G端末を通じて3Gと4Gの切り換えを自由に選択できる。

 中国移動側によると、杭州の4Gネットワークの実測速度から見て動画視聴に待ち時間は不要。10Mのソフトのダウンロードに必要な時間はわずか2秒。2Gの映画のダウンロードに必要な時間もわずか数分だ。

 中国移動は2011年に杭州などで大規模な4G技術試験を開始。2012年には中国移動浙江公司が杭州B1バスで4G体験を開始。その後杭州の4Gネットワークは新たに開通した杭州地下鉄1号線の全線をカバーした。大規模試験ネットワークが最初に構築された杭州には現在、2400余りの4G基地局があり、人口500万人以上、面積500平方キロメートルをカバーしている。

 中国移動浙江公司は、4Gネットワークの発展に伴い、4G端末の種類が増え、4Gデータ通信カードや4G携帯端末の商用環境が年内にほぼ整うとしている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年2月3日

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