自動車の通関 二次元コード時代に突入
自動車管理文書の通関が最速で4秒に短縮され、自動車の通関がさらに加速した--黄埔海関(税関)に所属する新沙海関(中国華南地区最大の完成車輸入港)で、通関手続きを行う担当者から歓喜の声がもれた。科技日報が伝えた。
かつて通関手続きを行う際に、税関の職員は自動車管理文書を印刷し、人の手により自動車のブランド、型番、色などの項目を記入しなければならず、時間と労働力が浪費されていた。しかし現在は「スキャン」するだけで、自動車のデータをすべて入力できるようになった。新沙海関は「二次元コード」技術を自動車通関業務に応用した。企業が申請前に自動車の情報を二次元コード化しておけば、現場で通関手続きを行う際にこれをスキャンするだけで、関連情報が通関システムに「ピピッ」という音とともに入力される。
BMW(中国)自動車貿易有限公司は、新沙海関で最大の完成車輸入業者で、今年1−7月に輸入車を計3万6675台輸入した。同社で通関を担当する陳正平氏は、「税関が二次元コード技術により自動車管理文書のデータをスピーディーに読み取ることで、1枚のデータ入力時間がかつての16秒から4秒に短縮された。自動車管理文書の発行時間が半分以下に短縮され、企業の利便性を高めた」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月10日