「雪竜号」が本日出港 第30回南極科学観測を開始
極地観測船「雪竜号」は11月7日、母港である上海市浦東区外高橋港区の中国極地科学観測調査埠頭から出港し、第30回となる南極観測の旅を開始する。雪竜号は現在、準備万端で出港を待っている。人民日報が伝えた。
今回の南極科学観測において、雪竜号は初めて南極を一周し、30項目の科学観測任務、15件の後方支援および建設プロジェクトを実施する。うち、クイーン・エリザベス・ランドでは、中国の4つ目の南極観測基地となる、泰山基地を建設することになる。泰山基地は夏季に使用される拠点で、中山基地と崑崙基地の間に位置する。標高は2621メートル。今後は崑崙基地の科学観測を支援するほか、グローブ山脈南極科学観測の重要な場となり、中国の南極科学観測の分野と範囲を拡大する。
今回の科学観測隊は256人によって構成され、航行距離は計3万1500海里、航行日数は155日に達し、2014年4月10日に上海市の母港に帰還する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月7日