朝はスマホで天気予報を見てから外出し、車で移動中にスマホのナビを利用することができる。昼はスマホでデリバリーでグルメを楽しみ、夜は帰宅後にフィットネスアプリでインストラクターと共にフィットネスに励む。これはすべて「インターネット+」がもたらした暮らしの変化であり、新たな「指先の文化」だ。人民日報海外版が伝えた。
◆ランニングがコミュニケーションの手段に
張穎穎さんは江蘇南通第六人民病院結核科の医師で、朝のランニングを1年半続けている。健康になったばかりか、ランニングの情報を共有することで、同じ趣味を持つ友人と出会った。また友人たちもその影響をうけて、運動を始めているという。
オンライン・リサーチの艾瑞諮訊(アイリサーチ)が発表した「2016年中国全民運動・フィットネス業界報告書」によると、運動・フィットネス系スマホアプリのユーザー数と合計使用時間は2016年1月から9月にかけて着実に増加し、使用頻度と使用時間も安定的な成長を見せている。
「コミュニケーション」はスマホアプリの長所だ。運動を奨励し、無味乾燥で一人では続けにくい運動を、コミュニケーションを楽しめる手段へと変貌させた。スマホアプリは同じ愛好家を集めることができ、ネット上でお互いの運動成績を見ることで、励まし合うことができる。さらにネット上でグループを作ったり、オフラインの交流へと広げることもできる。
◆「指先」の衣食住
大学3年生の安安さんは「母は映画ファンで、新作が公開されるたびに映画館に足を運ぶ。支付宝(アリペイ)の映画チケット購入アプリ『淘票票』は母にとってまさに宝箱、このアプリで割引券をたくさん手に入れられる。スマホで映画チケットを購入することで、映画館に行って、上映時間の確認やチケット購入ため並ぶ手間が省けて、便利で割安だ。母は現在、水道料金や電気料金までスマホで支払っており、ずいぶん手間が省けるようになった」と話す。
決済アプリだけではなく、「インターネット+」は暮らしの隅々まで浸透し、スマホアプリは衣食住など各シーンに関わってくるようになってきている。テンセントのスマホアプリプラットフォーム「応用宝」は2016年12月20日に、2016年度の人気アプリランキングを発表した。これらのアプリは決済、観光、ニュース、ショッピング、SNS・エンタメ、生活サービスなどの12分野にわたり、生活における各種シーンを網羅している。同ランキングはモバイルインターネット市場の構造変化を反映し、2016年のモバイル生活のアップグレードと移り変わりをより全面的に明らかにしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月3日
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