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タイ観光庁、SNS公式アカウントで中国人観光客を誘致

人民網日本語版 2017年09月08日10:15

タイのグランドパレスを見学する観光客(撮影・■李強、■は曜のつくり)。

タイ国政府観光庁は5日、急増している中国人観光客をさらに誘致し、オンライン旅行市場の発展を促進し、情報交流サービスレベルを引き上げる目的で、同日よりSNS公式アカウント「ヴィジット・タイランド(Visit Thailand)」を開通したことを発表した。タイの華字紙「世界日報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

「Visit Thailand」は、画像・音声・動画・各種文書を中国語で発信すると同時に、リアルタイムで有効な観光情報サービスを、それらを必要とする観光客にスピーディかつ的確に提供する。この観光情報には、観光客向けの観光名所、ホテル、レストラン、現地での体験、タイ観光庁が主催する各種イベントなどの情報が含まれる。また、観光客は「Visit Thailand」を通して、リアルタイムで旅行情報に関する質問を行うことができるという。

タイ国政府観光庁のYuthasak Supasorn長官は、「中国は、タイにとって最大の観光客源国だ。長期的な発展トレンドから見て、観光客数は今後もさらに増加すると期待される。2016年、約880万人の中国人観光客がタイを訪れ、タイに4300億タイバーツ(1バーツは約3.3円)の観光収入をもたらした。今年は、タイを訪れる中国人観光客は900万人、観光収入は4800億タイバーツにそれぞれ増える見通しで、これはタイを訪れる外国人観光客による総収入の26%以上を占める」と述べた。

タイ国政府観光庁報道事務所のチャタン副所長は、記者会見において、「『Visit Thailand』公式アカウントを通じて、中国人観光客は、タイの人気料理や人気スポットについて、気軽に調べることが可能で、タイの全てが携帯端末の中に収まっている。また、観光客からの質問や問題点には、彼らのニーズや好みが反映されているため、中国人観光客の嗜好を簡単に知ることができる」とコメントした。

タイ国政府観光庁は、以下のような見方を示した。

「現在、中国人観光客の旅行スタイルに変化が生じており、個人旅行が新たなトレンドになりつつある。個人旅行客の共通点として、ネット上で観光情報を調べ、携帯端末の通信ツールを使ってチャットする傾向が高いことが挙げられる。手軽さ、スピード性、質問への答えをリアルタイムで得られることを重視する特徴があるため、これらの観光客は、英語より中国語を使ってやり取りする習慣がある。このことを踏まえ、彼らのニーズに応えるため、コミュニケーションツールとして中国語を使っている」。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年9月8日

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