2017年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

新着|政治|経済|社会|文化
中日|科学|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

中日国交正常化45周年 両国の貿易にはさらなる協力の余地

人民網日本語版 2017年09月07日15:56

今年は中日国交正常化45周年にあたる。長期にわたって中国経済を研究している財務省・財務総合政策研究所の副所長、国税庁・税務大学校の校長を務める田中修氏が最近、セミナー「中日の経済協力の現状と展望」に参加し、中日が経済貿易の10の分野での協力推進を加快させるよう提案した。新華社が報じた。

10の分野とは▽資源、エネルギー、環境▽生産効率向上がもたらす高コスト社会への対応▽伝染病への対応、医薬品の共同開発▽高齢化社会、人口減少社会への対応▽政策性金融機構の設立▽住宅政策▽財政改革▽産業構造の調整▽国際金融▽金融リスクの防止・予防のことだ。

【高齢化社会対応の分野での協力】

田中氏によると、高齢化問題は東アジアが直面している共通の重要課題。日本学術界が2011年4月に発表した報告は、高齢化問題をめぐって、国民、自治体、国の3つの項目に、19の分野、34件のプロジェクト、185個の小さな課題が設けられていた。

「医学、生物学、心理学など多くの面と関係する課題は、専門の学者や専門家の関与が必要。できれば、中国と協力して共同研究をし、その成果を東アジア社会にシェアすることを強く望んでいる」と田中氏は述べた。

【政策性金融機構】

田中氏は、「現在、中国は政策性金融機構を設立して、中小企業、零細企業を悩ます資金調達の問題を解決しなければならない」と提案した。

そして、「日本は、高度経済成長期の初期、中小企業の金融問題を非常に重視していた。1949年に設立した国民金融公庫、53年に設立した中小企業金融公庫は、中小企業の資金の需要に対応することに的を絞った政策性金融機構だった」とし、「純粋な民間資本の銀行に頼って、中小企業の金融の需要を満たすのは、至難の業だろう。不足を補うために、この分野に的を絞った政策性金融機構を設立することが絶対に必要となる。日本はこの分野で十分な経験を有している。日中は金融分野の協力を通して、中小企業の資金調達の難題が早く解決するよう促進しなければならない」との見方を示している。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング