中国次世代海洋総合科学観測船「科学号」は2016年熱帯西太平洋総合観測航行を終え、2日に青島市西海岸新区の母港に帰還した。中国人科学者は今回、2つの水中ブイのリアルタイム伝送の改造を行い、深海観測データのリアルタイム伝送という世界的な難題を解決した。新華社が伝えた。
情報によると、海上リアルタイム観測データは、これまで衛星のリモートセンシングとブイによって得られていた。水中・深海データを観測する水中ブイは毎年1回しか回収できないため、衛星リモートセンシングやブイのような、リアルタイムデータにはならない。
科学観測隊員は今回の航行で、水面にデータリアルタイム伝送浮標を設置し、水中ブイと無線・有線という2つの形式により接続させた。水中ブイはデータを浮標に伝送する。浮標はこれを衛星に伝え、衛星はさらに地上実験室に伝える方式となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月3日
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