ダイエットを試みて失敗した経験がある人は多いだろう。英国の研究によると、ダイエットを成功させたいのなら、まず「大きな目標」を定めるべきだという。つまり、自分の「理想体重」を決めるべきであり、「少し努力すれば達成可能な目標体重」では十分ではないということだ。新華社が伝えた。
米国の「Journal of Nutritional Science and Vitaminology」誌上に発表された研究報告によると、研究チームはダイエット経験者2万4千人を対象に彼らのダイエットの成果を分析した。彼らは全員そのBMI値が30以上で、毎週減量トレーニングクラスに参加した。その結果、「大きな目標」を決めた被験者は平均して約5分の1の体重の減量に成功し、その減量幅は「達成可能な小さな目標」を定めて取り組んだ被験者の2倍以上だった。栄養学の専門家であるノッティンガム大学のAmanda Everly氏は、英デイリー・メール紙の取材に対し、「既存のダイエット指南では、ダイエットをする人々に対して、目標を達成できなかった時に失望感や気落ちしないよう、『少し努力すれば達成可能な目標』を決めるようアドバイスしているが、このようなやり方は却ってダイエットをする人々の能力を制限してしまう恐れがある。ダイエットの問題については、達成可能な範囲内で可能な限り大きな目標を定めることで、本人のモチベーションアップを図るほうが、より効果が高いことが、この研究から明らかになった。大きな目標がちょうど本人の理想体重と同じならば、より実現しやすくなる」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月4日
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