小寒(しょうかん)と大寒(だいかん)は、二十四節気の第23節目と第24節目。小寒は通常、1月5-7日ごろで、今年は今月5日午前11時55分に小寒を迎えた。中国の長年の気象資料によると、小寒は1年の中で気温が最も低くなる期間で、大寒の気温が小寒を下回ることは非常にまれだという。北京日報が報じた。
小寒の前に当たる、二十四節気の第22節目の「冬至」の時期には、地面が太陽から受ける熱エネルギーが最も少なくなる。しかし、地面の深い所に蓄積された熱エネルギーがまだ残っており、それが発散されるため、1年で最も寒い時期とはならない。そして、小寒を迎えると、昼の時間が冬至よりは長くなり、太陽から受ける熱エネルギーも少し増えるものの、地面に蓄積された熱エネルギーが最も少なくなるため、実際には1年で最も寒い時期となる。
1年で最も寒い時期となり、中国医学では「寒邪は陰に属し、常に陽気を損傷する」と言われ、「腎臓を養い、体が冷えないようにする」ことが大事とされている。そのため、体の保温に注意し、温かい物をたくさん食べて、きちんと栄養を取るようにしなければならない。また、早寝遅起きを心がけ、太陽の光をたくさん浴びることで腎臓を養い、冬にでもできる運動をして筋肉や関節の緊張をほぐし、気血の流れをスムーズにし、免疫を高めなければならない。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月5日
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