毎年1月1日には多くの日本人が神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮を参拝した後に近くの中国料理店でそばを食べ、新しい年が金運に恵まれることを祈るのだという。このそばには何か特色があるのだろうか?
神奈川県鎌倉市の小町通りに「新荘園」という中国料理店がある。黄金色に輝く「金運そば」が同店の看板メニューだ。
この「金運そば」を開発した同店オーナーの薛学立さん(34)は福建省出身で、日本で飲食業にたずさわってすでに約20年ほどになるという。「金運そば」のおいしさの秘密は「秘伝の煮出しスープ」にある。このスープには豚足、鶏ガラ、豚骨、ナツメなどのほかに、虫草花(サナギタケ)というキノコが使われている。虫草花を煮て作ったスープはその色合いもさることながら、口あたりもさっぱりとしたスープになるという。
薛さんは「当店は鶴岡八幡宮から近く、さらにこの黄色いスープの見た目から『金運そば』と名付けた。そしてこのネーミングのおかげで、幸福を願うたくさんの人々がこのラーメンを食べに来店するようになった。毎年1月1日には、500杯近く売り上げることもある」と語った。
現在までに薛さんは日本で中国料理店を7店舗オープンしており、将来は中国料理の食材を使って創作料理を作り、より多くの日本人に中国料理の魅力を感じてもらいたいとしている。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年1月6日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn