国務院が6日に明らかにしたところによると、2016年1〜11月の銀行・証券・保険分野のデータを除いた実行ベース外資導入額は7318億元(約12兆3661億円)に上り、前年同期比3.9%増加しており、通年の外資導入規模は前年と比較して安定を維持したことが予想されるという。
外資導入の構造は最適化が進んだ。昨年1〜11月には、サービス業の外資導入額が同8%増加し、外資導入全体に占める割合が70.1%に上昇した。不動産の外資導入額は同31.1%減少し、割合は15.4%に低下した。製造業は全体として外資導入額が減少したが、ハイテク製造業は同3.6%増加した。商務部(省)関連部門の責任者は、「これは主に2つの要因による。1つは中国が優れた投資環境を提供したこと、もう1つは中国国内市場に強い吸引力があることだ」と話す。
昨年、国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した2016年版の「世界投資報告書」によれば、中国は引き続き世界で2番目に人気のある投資目的地だという。中国米国商会の昨年の調査では、会員の60%以上が中国を世界3大投資目的地の1つと考えていることがわかった。中国EU商会の調査でも、中国にある欧州連合(EU)の企業の50%前後が中国での投資を拡大したいと考えていることがわかった。
同部は今後、外資導入の規模を安定させ拡大し、構造を最適化し、質と効果を高めて、中国が常に吸引力に富んだ投資のホットスポットになるようにする方針だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月7日
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