ネット通販大手の当当網は北京で9日午後に開かれたイベントで、2016年電子書籍デジタル閲読指数などの関連データを発表した。2016年「当当網」の書籍販売額は140億元弱(1元は約16.81円)に達し、「カイト・ランナー」が100万部弱で2016年のベストセラーに輝いた。2位は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、3位は「我們仨(新版)」。中国新聞網が伝えた。
電子書籍が近年、急速に発展していることをうけ、今回のイベントでは、当当電子書籍デジタル閲読指数も発表された。それによると、電子書籍の読者が急増しており、2016年は前年比55%増の4000万人以上に達した。読者の64%が電子書籍を選び、1日の電子書籍の読書時間が1時間以上は35%にものぼった。
そのうち90年代以降に生まれた若者が消費の主力となっており、30歳以下の若者が67%を占めている(うち女性は64%)。その学歴は大卒者が70%、給与レベルは月給4500元以上が45%を占めていた。電子書籍の読者は広く分布しており、その普及率も高く、一線、・二線・三線都市のいずれにもユーザーが存在している。隙間時間に利用する人が急増し、当当網のアプリの1日平均利用回数は4回から8回に増加し、利用時間も16分から1時間弱になった。
電子書籍の読者は小説、社会科学、実用書などのジャンルを好む傾向がみられ、紙媒体の本の読者は文芸、小中学校の参考書、児童書を好む傾向を示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月11日
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