外交部(外務省)の陸慷報道官は11日、「九一八事変」(満州事変)後の14年間の抗日戦争の歴史は全体を通じたものであり、中国教育部(教育省)は小中学校の地方教材に『8年間の抗日戦争』を『14年間の抗日戦争』に改めるよう指示したと指摘した。「われわれが歴史を強調するのは、恨みを長引かせるものではなく、若い世代に平和の堅守を呼びかけるものだ」。
【記者】昨日、中国教育部は小中学校の教科書で「8年間の抗日戦争」との表現を「14年間の抗日戦争」と改めるよう指示する通達をした。中国側はなぜ変更するのか?
【陸報道官】中国人民抗日戦争は世界反ファシズム戦争を構成する重要な一部だ。世界反ファシズム戦争の東方の主戦場である中国の戦場は反ファシズム戦争が最も早く始まり、最も長くかかったものであり、中華民族と中国の人民はこのために多大な民族的犠牲を払い、強暴を恐れず、勇敢に侵略に反撃する偉大な民族精神を示した。
「九一八事変」後の14年間の抗日戦争の歴史が全体を通じていることに鑑み、中国教育部は中国の小中学校の地方教材に「8年間の抗日戦争」を「14年間の抗日戦争」に改めるよう指示した。
私が指摘したいのは、われわれが歴史を強調するのは恨みを長引かせるためではなく、若い世代に平和の堅守を呼びかけるためのものであるということだ。歴史を銘記して初めて、真に将来を切り開くことができるからだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年1月12日
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