袁さんは12日、再び北京大学第三病院に足を踏み入れた。悪性腫瘍に悩まされていた袁さんは、昨年6月12日にここで、世界初の3Dプリント脊椎移植手術を受けた患者だ。今回の再診で移植された5節・19センチの脊椎が、ほかの脊椎にしっかりと連結していることが確認された。執刀医の劉忠軍氏は「これは骨癒合の兆しだ」と話した。北京日報が伝えた。
7ヶ月が経過し、袁さんはすでに日常生活を取り戻しているという。子供の幼稚園の送り迎えのほか、車を運転し、自転車をこぎ、さらに簡単な家事もできるまで回復している。
劉医師はレントゲン写真を念入りに観察し、「回復の状態は良好だ」と述べた。長さ19センチの3Dプリンター移植脊椎は、ほかの脊椎としっかりつながっていたからだ。よく見ると、移植脊椎と脊柱の連結部分に高密度の影がある。これは骨癒合の兆しだという。劉医師は「この骨組織は移植脊椎内のスポンジ状のすき間に入り、自然の脊柱と徐々に一体化する。これは3Dプリンターの移植脊椎がもつ他にはない強みだ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月13日
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