中国には「3月のアブラナは金燦然」ということわざがある。ところが湖南農業大学のアブラナ栽培拠点では、1月上旬に早くもアブラナの開花期が訪れた。新華社が伝えた。
南方粮油作物協同革新センターが発表した情報によると、官春雲氏が率いる多毛作総合技術集積研究・模範チームが栽培に成功した「早熟アブラナ」は、10月に種をまくと、翌年4月20日には成熟し、アブラナの成長期を20日間短縮することになるという。
この20日間は、湖南省の農家にとって大きな意義を持つ。湖南農業大学農学院の陳社員教授は「晩稲が成熟してからすぐにアブラナの種をまくことができ、これが成熟し収穫した後にすぐに早稲を植えることができ、時間の無駄を減らせる」と指摘した。
取材から、早熟のアブラナは成長期は短縮するがその生産量は減少していないことが明らかになっている。0.06ヘクタール当たり約125キロの菜種を生産でき、含油量は42−44%に達する。官氏によると、0.06ヘクタールで125キロの生産量で計算すると、冬の農閑期にアブラナを植えることで、収入を750元増やすことができるということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月16日
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