中国では、春節(旧正月、今年は1月28日)を目前に控え、ホワイトカラーの間では「冬のボーナス」が大きな話題になっている。求人サイト・智聯招聘がこのほどホワイトカラー約1万人を対象に実施した冬のボーナスをめぐる調査では、16年のホワイトカラーの冬のボーナスに対する満足度は15年を上回っていた。ただ、ホワイトカラーの半数以上が冬のボーナスは「なかった」と答えた。北京だけを見ると、冬のボーナスの水準が中国全土で最高だったにもかかわらず、ホワイトカラーの満足度は高くなかった。北京日報が報じた。
統計によると、16年、ホワイトカラーの冬のボーナスに対する満足度は2.18ポイント(5ポイント満点)と、15年の2.07ポイントを少し上回った。ただ、冬のボーナスに対する満足度は依然として全体的に低く、「合格ライン」には達していない。ホワイトカラーが、自身の給与や福利厚生を評価する際の冬のボーナスの重要度指数は3.77ポイントで、15年の3.71ポイントをやや上回った。つまり、冬のボーナスが、ホワイトカラーの収入全体において重要な位置を占めており、ホワイトカラーとっては非常に重要となっているということだ。
冬のボーナスの平均額は、15年の1万767元(約18万3000円)から、16年には1万2821元(約21万8000円)に上昇。前年に比べると平均額はやや上昇したものの、14年の1万3613元(約23万1500円)には届かなかった。都市別に見ると、冬のボーナスの平均額が最高だったのは、北京で1万5846元(約26万9300円)、以下、上海1万4640元(約24万9000円)、深セン1万4605元(約24万8200円)、杭州1万3765元(約23万4000円)と続いた。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月17日
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