中国の糖尿病成人患者の平均寿命は、健常者より9年短命であり、これは主に不適切な糖尿病の治療と管理(特に農村部)と関連しているとした英オックスフォード大学と北京大学の科学研究者がまとめた最新の研究成果は17日、世界トップクラスの医学誌「米国医師会雑誌」に掲載された。科技日報が伝えた。
研究者は中国10地域(農村と都市部それぞれ5地域ずつ)の50万人の成人のデータを分析し、糖尿病と死亡率の関係を調べた。調査によると、農村部では不適切な糖尿病の治療と管理による糖尿病性昏睡などの急性併発症の死亡リスクが都市部の4倍に達する。また都市部のリスクも西側諸国の水準を大幅に上回る。
その他の状況は類似するが糖尿病を罹患していない成人と比べると、50歳の時に糖尿病にかかった場合、その後25年間(75歳まで)の死亡率は38%から69%に上昇し、寿命が約9年縮むことになる。農村部は10年、都市部は8年ということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月19日
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