米スタンフォード大学の研究チームが、「コーヒーやお茶など、カフェインを含む飲み物は、長寿に効果的に働く。というのも、カフェインが、炎症を引き起こす可能性がある化学物質が血管に生じるのを阻止する働きがあり、それによって心臓病のリスクが低下するとみられるからだ」という事実を突き止めた。新華社が報じた。
研究チームが英国の生物医学月刊ジャーナル「ネイチャー メディシン」最新号で発表した論文によると、彼らが20歳から30歳および60歳以上の年齢層を調査したところ、カフェインを含む飲み物を多く摂る習慣がある人の血液には、炎症を引き起こす可能性がある化学物質IIL-1β(インターロイキン-1β)の含有量が、そうでない人々に比べて少なかった。
英デイリー・メール紙は16日、論文の筆者の一人であるデビット・フォイアーマン氏の談話を引用し、「加齢が原因で発生する非伝染性疾病の90%は、慢性炎症と関係がある」と報じた。
フォイアーマン氏は、「カフェイン摂取と長寿との関係について指摘する研究は多数ある。そして、これらの研究では、この関係性の原因について解明が進められている」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月20日
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