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中国の地震警報システム、間もなく構築開始

人民網日本語版 2017年01月20日08:24

中国地震局は18億5000万元を投資し、5年間で1万5510カ所に観測点を設け、全国に分・秒レベルの震度速報、重点エリアに秒レベルの地震警報サービスを提供する。中国地震局が18日に発表した情報によると、中国の第13次五カ年計画期間(2016−20年)の重大プロジェクト「国家震度速報及び地震警報」が初歩的な計画段階に入った。新華社が伝えた。

計画によると、同プロジェクトは約5年で竣工。大震災発生時に、秒レベルの地震警報を発令可能だ。

数秒は「生死を分ける時間」であり、地震波が届く前に避難する時間を生む。同プロジェクト・チーフデザイナーの金星研究員は「破壊力を持つS波は、毎秒3.5キロで震源地から周囲に広がる。例えばS波は10秒で震源地から半径35キロ内のエリアに広がる。10秒ほどで地震警報を発令することで、S波が到着する前に貴重な避難時間を稼ぐことができる」と説明した。

この目標を実現するため、同プロジェクトは18億5000万元を投資する。そして全国1960カ所に地震計と強震計を備える基準観測点を、3309カ所に強震計を備える基本観測点を、1万241カ所に震度計を備える一般観測点を設ける。華北地区、南北地震帯、南東沿岸地震帯、新疆天山地震帯の重点地域では、この3つの観測点の平均間隔を12.5キロとする。

さらに同プロジェクトは観測点での観測、データ処理、情報発表、ネットワーク、運行保障の5大システムを含み、重点地域に秒レベルの地震警報を発令する。さらに全国範囲で1−2分の地震基礎データ速報を、2−5分で震度速報を発令し、30分から24時間内に被災情報を提供し続ける計画だ。24時間後にはさらに豊富な情報を伝えることが可能となる。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年1月20日

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