「四九」(冬至から9日ごと数えて、4回目の9日間)に入り、寒波が襲来して青空が戻った北京は春節(旧正月、今年は1月28日)を目前に控え、正月ムード一色になっている。ただ、環境保護当局が22日午前に明らかにしたところによると、春節にかけて、北京市の大気の質は少しずつ悪化するという。北京晩報が報じた。
ここ数日、強い寒気に襲われている北京市は、大気中の汚染物質が解消され、透き通るような青空が広がっている。北京市環境保護モニタリングセンターの22日午前10時のデータによると、大気の質は最も良い「一級優」の水準となり、6区の微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度も1立方メートルあたり17マイクログラム(日本の基準値は日平均値1立方メートルあたり35マイクログラム以下)にまで改善した。同センターによると、「22日未明、気圧などの影響で汚染物質が拡散した。22日もその条件が続き、大気の質の良い状況が続く。ただ、23日には、拡散条件が弱まり、大気の質は『二級良好』になり、24日は『三級軽度汚染』、25日は『四級中度汚染』と少しずつ大気の質が悪化するだろう」と予測している。
その他、北京市気象台は今週末にかけて、青空の広がる天気から曇りに移り変わるものの、風は弱く、行楽に適した天気になると予測している。ただ、日中と夜の気温の差が大きくなるため、外出の際は温かい服装を心がけなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年1月23日
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