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多くの国がビザ発給要件緩和で中国人観光客の争奪戦 米メディア

人民網日本語版 2017年01月25日13:08

春節(旧正月、今年は1月28日)の連休期間中に海外旅行に出かける中国人の数が過去最高を記録すると予想されている。そして、多くの国がビザ(査証)の発給要件緩和やその他の措置を通して、中国人観光客を呼び込もうと躍起になっている。参考消息網が米国メディアの報道を引用して報じた。

春節は本来ごちそうを囲んで一家団欒を楽しむ時であるものの、休暇を利用して海外旅行に出かける中国人が今、急増している。

中国最大の旅行サイト・携程網がこのほど発表した「2017年春節旅行ビッグデータ報告」は、今年は旅行先で春節を迎える人が過去最多になり、うち海外旅行に出かける人の数は600万人以上になると予想している。同報告によると、最も人気の海外旅行先は、タイ、日本、米国、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナム。また、ここ数年と比べると、ツアー旅行の値段の上昇幅がかなり小さくなっており、商品が多様化し、旅行時間が臨機応変になっていることから、まだ、かなりの余裕がある。

旅行価格の上昇幅が最大なのは、タイで約15%。ドル高となっていることから、米国旅行やフィリピン旅行も約10%上昇している。一方、日本など、多くの国の価格はほとんど横ばいとなっている。16年はエジプトやトルコ、イタリアを旅行する人が大幅に減少したことを背景に、春節中にこれらの国へ向かうツアーの値段は約30%下落している。

出発日は、今月23日から明らかに増加し始め、25日にピークを迎えそうだ。法定休日は27日からであるため、多くの旅行者が大混雑のピークを迎える前に、前倒しで出国しようとしているようだ。

報道によると、多くの国がビザ発給要件を緩和したり、航空便が増便されたり、日に日に増加している自由旅行者を再び呼び込もうと、旅行社が安いツアーを企画したりしていることが上記のような楽観的な予測を後押しする形となっている。今回の春節連休は有給休暇などを利用して週末などとつなげると10連休にもなるため、米国やオーストラリアなど、遠い海外へ出かける中国人観光客も多い。また、中国人観光客を対象に、アラブ首長国連邦はアライバルビザを発行し、モロッコは完全ビザ免除にし、タイも観光ビザ申請を無料としているため、中国人観光客が増加しそうだ。一方、香港地区や台湾地区などは、これまで大型連休において中国人観光客の人気旅行先となっていたものの、上記の国に観光客を奪われてしまう形となりそうだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年1月25日

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