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日本科学技術振興機構の特別顧問・沖村憲樹氏から人民網の読者へ新年のご挨拶

人民網日本語版 2017年01月26日10:24

中国の新年である春節(旧正月、今年は1月28日)がまもなくおとずれようとしている。この新春のめでたい日を迎えるにあたり、日本科学技術振興機構の特別顧問・沖村憲樹氏から人民網の読者と中国の人々に向けて以下の新年の挨拶が届いた。人民網が伝えた。

中国の皆様、新年あけましておめでとうございます。

私は中日両国は歴史的、地理的な関係から、もっと仲良くすべきだと考えています。私自身は科学技術分野で16年にわたり、研究や研究者、研究機関、大学の交流といった様々な中日科学技術交流を推進してまいりました。私の長年の活動に対し、中国政府からは国際友誼賞のほか、昨年1月には人民大会堂で習近平主席と李克強総理から中国国家科学技術合作賞を受賞し、大変感激いたしました。また昨年の中日科学交流も非常に円滑に進みました。これは中国の科学技術機関や人民網を始めとする関係機関のご協力の賜物であり、心から御礼申し上げます。

私は3年前からアジア35ヶ国の青少年を日本にお招きする「さくらサイエンスプラン」を実施しています。中国からは3年間で全体の4割にあたる4600人の優秀な青少年をお招きすることができ、大変うれしく思っています。そして活動に参加した中国の青少年全員から高く評価されただけでなく、日本側からも色々な刺激を受けたと評価されたほか、中国人学生を対象に講演した日本のノーベル賞受賞者からも、参加者の優秀さに驚いたとの感想をいただいています。そのため、この事業を今後もますます広げていきたいと思っています。

現在、世界は変動の時期を迎えていますが、科学技術分野の協力はさらに進める必要があると考えています。私は中国の科学技術はすでに日本を超えているという意見の持ち主ですが、日本もまだ環境問題やイノベーション、基礎研究、医療や介護の問題でまだまだ中国に協力できる分野があると思っています。こうした分野を中心に科学技術協力活動を更に進め、同時に両国友好の基本となる青少年交流を進めるため、さくらサイエンスプランをさらに広げ、将来的には中国から年間1万人の青少年をお招きしたいというのが私の夢です。今年もこうした活動をより一層活発に行っていきたいと考えておりますので、どうか中国の皆さんもご協力をいただけますよう心からお願い申し上げます。(編集TG)

「人民網日本語版」2017年1月26日

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