国務院の李克強総理は25日に要請に応じてドイツのメルケル首相と電話会談した。両国のトップは中国の春節(旧正月、今年は1月28日)を控えて互いに新年の挨拶を述べるとともに、中国とドイツの関係、中国と欧州の関係、当面の国際情勢や地域情勢など双方がともに関心を寄せる問題について意見を交換した。人民日報が伝えた。
李総理は、「中国とドイツの関係は過去1年間に高レベルの発展局面を維持し、協力は大きな成果を上げた。現在、国際政治経済情勢をみると不確定要因や不安定要因が増大しており、中国とドイツは協力を強化して貿易・投資の自由化と円滑化を促進し、市場に安定のシグナルを発信し、既存の国際的システム・秩序をともに守らなければならない。中国はドイツと密接に交流し協力し、ハンブルクで行われるG20サミットの成功を後押ししていく」と述べた。
また李総理は、「中国は欧州情勢の発展ぶりに大変注目しており、これまでと同じように欧州統合を支持し、欧州が安定と繁栄を維持することを願い、欧州とともに中国・欧州関係がより大きな発展を遂げることを期待する」と述べた。
メルケル首相は、「ドイツは新しい年に中国とのトップレベルの交流を維持し、経済貿易、新エネルギー、電気自動車、第三国市場など多くの分野やG20の枠組み内での協力を深化させたい。国際協力を強化し、多国間主義によって世界的な問題を解決するという積極的なシグナルを外部に向けてともに発信していきたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月26日
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