中国環境保護部(省)が2日に発表した予報によると、今月3日から4日にかけて、北京、天津、河北省、およびその周辺地域で、大気汚染が深刻化するとしている。ただ、寒気が到来する5日には、中国北方のほとんどの地域で汚染物質が拡散しやすくなり、大気汚染は改善に向かうと見られている。新京報が報じた。
同部によると、春節(旧正月、今年は1月28日)期間中の爆竹や花火の影響で大気の質が局地的に悪化しているということだ。
今月3日は中国北方は汚染物質が拡散しにくい大気状況となるのに対して、中国南方は拡散しやすい状況になると予想されている。華南地域や西南地域のほとんどの地域の大気の質は「優良」となるのに対して、華北地域の北部や華中地域、東北地域、西北地域のほとんどは「良」から「軽度汚染」となる見込み。西北地域や東北地域では局地的に「軽度汚染」から「中度汚染」となり、一部の都市では「重度汚染」となる見込みだ。華北地域の中南部は「中度汚染」から「重度汚染」となり、局地的に「深刻な汚染」となる可能性もある。
4日は、中国北方は引き続き汚染物質が拡散しにくい大気状況となり、西北地域や東北地域の一部の都市では「重度汚染」となる可能性がある。華北地域の中南部では「中度汚染」から「重度汚染」となり、局地的には「深刻な汚染」となる可能性がある。
しかし、寒気が到来する5日には、汚染物質が拡散しやすくなりそうだ。そのため、西北地域の一部の都市で「重度汚染」となるのを除き、その他の地域では大気汚染が改善すると見られている。
1日は、中国のほとんどの地域の大気の質が「優」から「軽度汚染」となった。華中地域や新疆維吾爾(ウイグル)自治区の1部の都市では「重度汚染」以上となったほか、石河子、咸陽、臨汾、西安の4都市が「重度汚染」、烏魯木斉(ウルムチ)、五家渠、昌吉回族自治州が「深刻な汚染」となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月3日
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