多くのネットユーザーがチャットやメールで頻繁に使う「絵文字」。米科学誌「Trends in Cognitive Sciences」にこのほど掲載されたオーストラリアと英国の研究者の報告によると、絵文字の利用状況を分析することで、その人の性格の特徴が比較的正確に分かるという。科技日報が報じた。
誰かと面と向かって話す時なら、顔の表情や声の調子、声量、見ぶりなどを通して、相手の感情を察知し、相手を理解することができる。オーストラリアカトリック大学の研究者と英国の研究者の合同研究では、絵文字を使用することで、文字による交流に、面と向かって話すような雰囲気を加えることができ、身ぶりと同じように、絵文字を使って感情を表現できることを明らかにしている。
また、研究では、絵文字の利用状況を分析することで、その人の性格の特徴が比較的正確に分かることも判明した。研究者らは、絵文字を使う時は、その時の状況や相手が誰か、例えば、同僚なのか家族なのかなどをよく考えるようにとアドバイスしている。
同研究に参加したオーストラリアカトリック大学のStephanie Malone博士によると、研究チームはネット上の統計情報を収集し、ネット上での交流において、絵文字で自身の感情を表現することが、相手の考え方に影響を与えるかについても詳しく研究しようとしたものの、絵文字の使用は往往にして、非公式な交流やプライベートな交流に限られるため、情報収集が思うように進まなかったという。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月3日
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