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人民網日本語版>>科学技術

スパコン「天河1号」、稼動状態が過飽和に

人民網日本語版 2017年02月03日13:22

国家スパコン天津センターに設置されている中国初のペタフロップス級スパコン「天河1号」の1日あたりのオンライン業務件数は1400件を上回り、過飽和の稼動状態にある。これは欧米クラスのスパコンでは実現が難しい業務量だ。新華社が伝えた。

天河1号は2010年に天津浜海新区の同センターに設置された。石油探査、高級設備製造、バイオ医薬品、CG、新エネ、新材料など国内外の各分野に、スパコンサービスを提供している。

同センター応用研究開発エンジニアの張■氏(■は女へんに亭)によると、天河1号は国家科学技術革新及びサービス産業などに多大な貢献をしている。国家科学技術革新については、航空・宇宙、気候・気象、新エネ・材料などの分野でプラットフォームによる支援を提供しており、現在のオンライン業務件数は1日あたり1400件以上で、中国科学技術部(省)の国家科学技術重大特別プロジェクト、国家重点基礎研究発展計画(973計画)、国家ハイテク研究発展計画(863計画)、国家科学技術支援、国家自然科学基金など、累計1200件以上の国家・省・部級重大プロジェクトを支援しているということだ。

サービス産業では、設備製造、バイオ医薬品の研究開発、文化革新などの面で広く活用されている。特に天津市の200社弱の重要企業に高品質サービスを提供しており、かつ多くの企業と良好な提携関係を構築している。企業の研究開発の効率と製品の競争力を高め、伝統産業のモデルチェンジと新たな経済成長源の育成を推進し、産業発展チェーンを構築・整備している。そして地域内の外資系企業と産業の集約といった、大きな成果を手にしている。

張氏によると、同センターは昨年、国防科技大学と次世代10ペタフロップス級スパコンの開発を実施しており、2020年に開発終了と稼働開始を予定している。このスパコンの計算能力は、天河1号の200倍に達するということだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年2月3日

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