外交部(外務省)の陸慷報道官は6日の定例記者会見で「中国側は日本政府がどのような有効な措置を講じて原発事故の影響を的確に取り除くかについて責任ある説明をするよう希望する」と表明した。
【記者】報道によると、東京電力は福島第一原発2号機内部で撮影した最新のビデオ画像の分析に基づき、2号機の格納容器内に最大毎時530シーベルトの放射線量があり、人は数十秒の被ばくで死亡すると推定した。中国側はこれを懸念するか。中国国民の日本旅行への影響はあるか。
【陸報道官】報道に留意している。中国側は日本の福島原発事故の影響に細心の注意を払っている。また、日本政府に対して、速やかに措置を仕上げると同時に、後続の処理活動も仕上げるよう数度求めた。
福島原発事故の海洋環境、食品の安全、人々の健康に対する影響について、責任あるいかなる政府も細心の注意を払い続ける。われわれはまた、日本政府がどのような有効な措置を講じて原発事故の影響を的確に取り除くかについて責任ある説明をするよう希望する。
これは日本国民に対する責任であるだけでなく、隣国の人々や国際社会に対する責任でもある。
外交部はすでに安全上の注意喚起を行った。中国国民は自らの旅行計画を適切に定め、安全上の対策を的確に行うものと信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年2月7日
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