胃の働きが悪くなると、腹部膨満感、すぐに満腹感を感じる、食後のお腹の張り、吐き気、嘔吐といった消化不良の症状が現れることが多い。さらには、「胃食道逆流症」を発症する場合もある。「胃食道逆流症」とは、胃酸、空気、食べ物、胆汁など胃の内容物が食道に逆流する病気で、患者は、お腹の上部に焼けるような苦しみを味わうことが多い。「胃食道逆流症」は、通常、食後1時間前後で発症するが、横になった姿勢、腰を曲げた姿勢、腹圧が高まる姿勢でいると、症状はさらに重くなるという。広州日報が報じた。
胃の働きが良くない人、または「胃食道逆流症」の患者にとって、「立って食事をする」ことは、座って食べるより科学的にメリットが大きい。というのも、立って食事をすることで、嚥下や消化が促されるだけではなく、腹圧が低下し、胸やけが軽減し、胃酸の逆流が抑えられる。また、立って食事をすると、満腹感が得られやすく、ダイエット効果も期待できる。
このほか、健康な人でもしゃがんだ姿勢で食事をするのは良くない。というのも、食事をとると、胃が新鮮な血液を最も必要とする。しかし、しゃがんだ姿勢は腿と腹部に圧力がかかり、血流が滞り、心臓に戻る血液の量が減少し、胃への血液供給の妨げとなるからだ。胃のトラブルとしゃがんだ姿勢で食事をすることは、じつは深い関係がある。また、食後すぐに横にならないよう心がけることも大事だ。食後すぐに横になると、「胃食道逆流症」が起こりやすい。同時に、しゃっくり、逆流性咽頭炎、気管支炎、逆流性食道炎、吸引性肺炎なども発症しやすくなる。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年2月7日
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