中国の商務部(省)や国家発展改革委員会など16機関がこのほど共同で発表した「老舗店の改革、イノベーション、発展を促進するための指導的意見」は、市場における競争力の向上や経営ネットワークの保護、企業の財産権改革などの面で、「老舗店」の改革、イノベーション、発展の推進に力を入れることを示している。北京日報が報じた。
消費者の需要の新たな変化や「インターネット+」という新たな動向に、老舗店が順応できるよう、同意見は、老舗店のオンラインとオフラインを融合させた発展をサポートし、「老舗店+インターネット」プロジェクトを実施するとしている。そして、老舗店がeコマースの発展に適応し、オンラインで販売できる商品を開発し、オンライン販売の面で発展できるようサポートする。また、老舗店とeコマースプラットホームとのマッチングをサポートし、eコマースプラットフォームに「老舗店」コーナーを設置し、集中的に宣伝、共同でPRできるようにする。その他、老舗店がオンライン予約やオンラインで注文して、店に取りに行く(配達)サービス、出張サービスなどを提供したり、オンラインで消費者とリアルタイムで交流したり、消費者のニーズに合わせた商品やサービスを提供したりするようサポートする。
その他、同意見によると、老舗店に対して、微博(ウェイボー)や微信(Wechat)などを利用して、ブランドの歴史や商業文化をPRするよう推奨する。また、老舗企業が記念品や景品の開発力を強化する、観光商品を積極的にPRするなどして、老舗店と旅行会社が観光地構築やルートの開発、宣伝・PRなどの面で協力するようサポートする。
さらに、同意見は、老舗企業が職業関連学校などと連携し、「職人イノベーションスタジオ」や「職人教育拠点」などを設置するようにサポートし、老舗店の職人が学校でその技術を教え、腕を磨くために探求を続ける職人の精神を発揚し、伝統技術が継承され続けるようにするとしている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月9日
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