軽い咳が出始めた時、何を食べると抑えることができるのだろう?ハチミツ?それとも大根?英ハル大学のアラン・モリス教授は、「カカオ成分の含有量が高いチョコレートを食べるのが最も効果的だ」と指摘している。新華社が伝えた。
モリス教授は、「市販の咳止め薬に関する大がかりな研究の結果、従来の咳止め薬に比べ、カカオ成分の含有量が高い薬の方が、咳を抑える効果が高いことが判明した。咳が続く患者163人のうち、カカオ成分を多く含む咳止め薬を服用した人の方が、2日以内に症状が改善する割合が高かった」と話した。
これまでの研究においても、持続的な咳を抑える効果は、咳止め薬の多くに入っているコデインよりカカオの方が3分の1も高いことが分かっている。
カカオの咳止め効果は、なぜこれほど高いのだろう?これについて、モリス教授は、「これは、カカオが持つ潤滑性という特性による。カカオは多くの咳止め薬に比べ、より粘着性が高く、より厚みがあり、喉の中の末梢神経を包み込むことができる。それにより、喉のかゆみを抑え、咳を止めることができる」と説明した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年2月10日
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