今年1月1日から2月9日の間に、湖北省では、19人がインフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染したことが確認されている。うち2人は治療を受け既に退院している。感染者は、武漢市の遠城区や孝感市、荊州市、黄岡市、咸寧市、鄂州市、天門市の一部の農村部に分散している。湖北省衛生計画出産委員会が取材に対して、このことを明らかにした。人民日報が報じた。
現在、鳥インフルエンザAの予防と治療が全面的に展開されており、専門の指揮部も立ち上げられている。また、ウイルスの蔓延を防ぐための会議も開催され、16の監督グループを立ち上げて実地調査が進められている。その他、省内各地ではウイルス蔓延を防ぐための業務が積極的に展開され、▽発熱患者の問診や予備検査、トリアージなどの業務強化▽感染者と密接に接触していた人に対する疫学調査の実施▽生きた鳥の売買市場の管理強化▽消毒・清掃作業---が行われている。感染者が確認されていない地域でも、感染のモニタリングやリスク評価を行い、ウイルス蔓延を防ぐための努力が払われている。
疫病予防専門家は、鳥インフルエンザAウイルス感染を防止するために、▽自分で生きた鳥を絞めてさばいたり、それを売り買いしたりしない▽病気や死んでいる野鳥に接触しない▽鳥の肉や卵などは必ず完全に火を通して食べる▽良い衛生習慣を保ち、よく手を洗う▽たくさん運動する▽疲労を溜め込みすぎないようにする▽栄養バランスを考えた食事をとる▽発熱や呼吸器に何か症状があれば、すぐに正規の病院に行って診察を受ける---などの予防策を提案している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月10日
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