中国科学技術部(省)のウェブサイトによると、「863計画(国家ハイテク研究発展計画)」のサポートのもと、中国医薬DNAバーコード鑑定技術の応用に重要な進展があった。同技術は現代医学の「親子鑑定」に相当するという。分かりやすく言えば、すべての中国医薬に遺伝身分証を与え、DNAによりその産地と具体的な品種を鑑定できるようになるという。人民網が伝えた。
中国医薬鑑定技術の遅れ、あるいは利益最優先の経営者の思惑もあり、市場で流通する中国医薬は玉石混交になっている。中国医薬DNAバーコード鑑定技術を現代の細胞壁破壊に用いて作る粒子状製品「破壁草本」は、この問題を理想的な形で解消している。同技術は現代的な栽培に応用することで、薬剤の高い効果と品質を保証するとされている。
中国中医科学院中薬研究所の陳士林所長は「DNAバーコードとこれに対応する品質管理指標は中国医薬の品種追跡システムにおいては大変役立つので、破壁草本の品種管理の応用としても非常に重要だ。これは薬種の栽培から製品としての使用までのサプライチェーンの管理を保証する。そのためこの技術(DNA)の応用は、中国医薬全体の品質保証に対して非常に大きな効果を発揮する」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年2月10日
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