外交部、ベトナムに中国人観光客の負傷事件で謝罪要求

外交部の耿爽報道官は16日に行われた定例記者会見で、中国人観光客がこのほどベトナムの通関地で職員に暴行された事件について質問された際、「中国はベトナムに対し、被害者に謝罪して賠償を行うことを求める」と述べた。

【記者】報道によると、ベトナム外務省はこのほど、中国人観光客がベトナムの通関地で職員に暴行された事件についてコメントを出し、中国から交渉の要求があったこと、ベトナム側は真相の解明を急いでおり、事実に基づいて処理する方針であることを明らかにした。これについてコメントは。中国の取り組みについて説明してもらえるか。

【耿報道官】中国政府は海外における中国国民の安全と合法的権利の保護の取り組みを非常に重視している。中国は今回の事件についてベトナムに交渉を行うよう何度も要求した。16日には外交部領事司の司長が事件をめぐって在中国ベトナム大使と会見し、中国の厳正な立場を繰り返し表明した。在ベトナム中国大使もハノイでこの問題についてベトナム外務省の責任者と会見した。中国はベトナムに対し、被害者に謝罪して賠償を行うこと、関係者に対する厳重な処分を行うこと、有効な措置を執って同様の事件が再び発生しないようにすることを要求した。

ベトナムは関係者8人を停職処分にした。中国は引き続きベトナムが厳粛で真剣な実事求是の態度に基づいて、今回の事件を徹底的かつ適切に処理するよう求めていく。（編集KS）

「人民網日本語版」2017年2月17日