外交部(外務省)の耿爽報道官は21日に行われた定例記者会見で、「米国が南中国海に空母を派遣した問題」について、「中国は各国が国際法に基づいて南中国海で享受する航行の自由と飛行の自由を一貫して尊重しており、関係国が『航行と飛行の自由』を口実に、沿海諸国の主権と安全に脅威を与え、これに損害を与えることに反対する。関係国が地域の平和安定の維持にプラスになることをより多く行うよう願う」と述べた。同部のサイトが伝えた。
【記者】米国は空母打撃隊を南中国海に派遣して定期的な巡航を行うとしている。これについてコメントは。
【耿報道官】中国は関連の報道に注目している。中国は各国が国際法に基づいて南中国海で享受する航行の自由と飛行の自由を一貫して尊重しており、関係国が「航行と飛行の自由」を口実に、沿海諸国の主権と安全に脅威を与え、これに損害を与えることに反対する。中国は関係国が地域の平和安定にプラスになることをより多く行うよう願う。
【記者】米国が南中国海に派遣したのが普通の船舶でなく空母打撃隊であることを踏まえると、米国には中国を挑発する意図があると中国は考えるか。
【耿報道官】中国とASEAN諸国がともに努力したことで、南中国海情勢は安定に向かっており、よりよい積極的な方向へと発展している。中国はこれまで何度も繰り返し述べてきたように、関係国が、特に域外の諸国が中国とASEAN諸国の努力を尊重し、目下出現している順調で積極的な流れを守り、南中国海地域の平和安定にプラスになることをより多くするようにと願っている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年2月22日
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