統計によると、お菓子の量り売りチェーン店・来伊■(■はにんべんに分)やスナック食品メーカー・良品鋪子などが取り扱っている、中国大陸部のスナック食品ブランドの大陸部での売り上げが2016年、計200億元(約3300億円)を超えた。この膨大な数字の背後には、多くの食欲旺盛なスナック食品愛好者たちのニーズがある。参考消息網が台湾地区の中時電子報の報道を引用して報じた。
来伊■の業績予想によると、16年、営業収入が32億3700万元(約534億円)に達した。良品鋪子は、大々的なネット通販イベントが行われた昨年11月11日時点で、16年の営業収入を60億元(約990億円)と予想していた。別のメーカー・塩津鋪子は、株式発行時の会社内容説明書で、16年の営業収入を6億6000万-6億8000万元(約109-112億円)と予想している。その他、ネットのスナック食品ブランド・三只松鼠は55億元(約907億円)突破、好想▲(▲はにんべんに尓)は19億4600万元(約321億円)、百草味は22億元(約363億円)となっている。上記の大手スナック食品ブランドの16年の売上額はざっと見積もって計約195億元(約3217億円)で、それにスーパーやショッピングセンターに並ぶ他のブランドを加えると、主流の販売パイプラインのスナック食品売上額は年間200億元(約3300億円)を超える。
実際には、中国大陸部全体のスナック食品産業の市場規模は、200億元(約3300億円)を大きく上回る。中国食品工業協会の「中国スナック食品業界発展研究報告」は、19年の中国大陸部のスナック食品業界の生産額が1兆9900億元(約32兆835億円)に達し、従来型のスナック食品の生産額が1兆400億元(約17兆1600億円)に達すると予測している。
これらスナック食品ブランドは、中国大陸部の人々のニーズを満たしているだけでなく、世界各地でも多く販売されている。海外で販売されていないスナック食品でも、代理購入を利用する人がいる。
その他、台湾地区のネットショップ業者は、味にうるさい台湾地区の人々を満足させるために、中国大陸部のブランドの商品を仕入れている。中国大陸部のブランドである老干●辣椒醤(●は女へんに馬、中国の有名な辛味調味料)などピリ辛系のスナック食品は、台湾地区の人々の口に合うようで、販売が絶好調となっているのは興味深い。
台湾地区のショッピングサイトによると、台湾地区の人々は「辛党」で、ピリ辛で香りがいい四川系の食品は台湾地区でも人気だという。トウガラシみそやピリ辛麺、ピリ辛系スナックなどは全て大人気で、販売が昨年比で約3割伸びた。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月23日
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