在日本中国大使館と在中国日本大使館はこのほど、福島県の放射能問題が観光業に与える影響に関する見方を相次いで発表した。21日の取材では、黒竜江省、ひいては中国全土から桜のシーズンに日本へ旅行に行く中国人観光客は例年より少なくなっていることが分かった。放射能の問題を心配している中国人が多いようだ。中国新聞網が報じた。
東京電力がこのほど、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部で極めて高い放射線量が検出されたことが明らかになり、国際社会の注目を集めている。今月12日、在日本中国大使館は公式サイトで、日本の華人や日本を訪問する中国人に対して、適切に旅行を計画するようにと呼びかけた。それに対して、在中国日本大使館は同月19日、公式微博(ウェイボー)アカウントで、「福島第1原子力発電所付近の避難指示が出ている区域以外の日本のほとんどの地域に放射能の影響はなく、安全。安心して観光してもらいたい」と書き込んだ。“日本福岛第一核电站2号机组安全壳内部测算出超高辐射值”的消息引起国际社会广泛关注。
毎年3月から4月にかけて、日本では桜が満開になる。在中国日本大使館の上記の書き込みには、ネットユーザーから3400件以上のコメントが寄せられ、4300回以上転送された。日本観光に対しては賛否両論が上がっており、「計画通り桜を見に行く」という人もいれば、「他の場所に行くことにした」とする人もいる。
21日の取材では、桜を見に行く旅行の予約状況から見て、「致死量の放射線」に関する報道が流れた後、日本観光の人気が落ちていることが分かった。中国の旅行サイト・驢■■(■は女へんに馬、Lvmama.com)の統計によると、現時点で、日本に桜を見に行く中国人観光客は例年に比べて減少しており、中国全土の予約者数は昨年同期比で50%以上減少している。地域別で見ると、黒竜江省の予約数は前年同期比で80%減、上海は42%減、北京は20%減、広州は35%減となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月23日
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