グルメブロガーの黄鏡波さん
四川省成都市で生まれた黄鏡波さんは幼いときに米国に引っ越した。長きにわたる異国での生活でも、故郷を懐かしむ思いは強かったという。幸いなことに、黄さんは趣味であるカメラで自分が作った中国の美食を撮影し、そのおかげで意外にもホームシックを克服することができたのだという。さらに、それらの写真を投稿したブログ「Hello My Dumpling」(こんにちは、私の餃子)が米国の料理雑誌「Saveur Magazine」から2016年度最優秀グルメブログの称号を授与された。四川新聞網が伝えた。
黄鏡波さんが作ったキノコとアヒル肉の煮込み
黄さんのブログには、四川の美食が数多く投稿され、その料理とともに黄さんの成長の過程も綴られている。ブログには約100品もの料理が投稿され、そのほとんどは黄さんが自分で作ったもの。ブログ用の料理の写真について、黄さんは、「料理を撮影する前、初めにきれいに撮るための目標設定、道具、撮影方法、色づけ、ライティング、構図について考える。特に構図はそのときの心情に合わせる必要がある」と語った。黄さんは母親の影響もあり、料理がとても上手なのだそうだ。
黄鏡波さんが一番好きな粉蒸肉(もちごめの粉をまぶした豚肉の蒸し料理)。この料理のレシピは黄さんの母親直伝。
黄さんのグルメブログは2年で多くのファンを獲得。ファンの一部からは、「このブログに投稿された写真は自然な光を使って料理の細部まで写し出すことで、料理本来の魅力をしっかりと表現しており、芸術性にあふれている。そして、ついに2016年度最優秀グルメブログの称号を獲得した」と絶賛の声が寄せられている。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年2月24日
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