「中国は今年9月3日から5日まで福建省厦門市で第9回BRICS首脳会議を開催する」。2月23日、中国の楊潔チ国務委員は中国が今年度のBRICS議長国に就任して初の調整者会議で、この情報を発表すると同時に、BRICSは周辺対話を強化し、協力受益の範囲を拡大し、「BRICS+」の開放・協力モデルの形成を推進し、より広範囲な南南協力のプラットフォームを建設し、広大な新興国と途上国の共同発展の新局面を形成するべきだと述べた。人民日報が伝えた。
2016年のBRICSゴア首脳会議期間、中国の習近平国家主席は「行動共同体」とのコンセプトを初めて打ち出し、BRICS諸国が緊密な関係にある利益共同体であるとともに、手を携えて前進する行動共同体であることを強調した。このコンセプトはBRICS諸国の新時代の協力の目標と方向を明確にするとともに、BRICS諸国の一層の発展、国際問題での一層の役割発揮を積極的に促進するとの中国の決意と意志を伝えた。
今回の調整者会議はBRICSの年間協力の方向と重点を確定し、推進の「ロードマップ」を明確にし、厦門会議の準備作業を着実に推進するために基礎を固めた。中国側は厦門会議の準備プロセスにおいて次の4つの面で重点的に努力することを望んでいる。団結・協力を強化し、グローバル・ガバナンスを整備する。実務協力を深化し、互恵・ウィンウィンを実現する。人的・文化的交流を緊密化し、民意の基礎を固める。制度整備を強化し、協力のプラットフォームを完全なものにする。
BRICSの新開発銀行と外貨準備基金は実務協力の重要なキャリヤーとなる。BRICS5カ国は引き続き協力の潜在力を掘り起こし、貿易・投資の自由化と円滑化、電子商取引、金融市場のコネクティビティ、革新的発展などの分野で新たな利益の合致点を開拓し、さらに多くの経済・社会的利益を備えた実務協力事業を展開する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年2月28日
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