福建省廈門(アモイ)のIT企業に勤める「80後(1980年代生まれ)」の陳志通さん(36)は、ちょっと変わった特技を持っている。その特技とはこの2年間でクレーンゲームで1万5千個を超える景品をゲットし、周りから「クレーンゲームの達人」と呼ばれるほど、クレーンゲームに秀でている点だ。
2015年7月、友人と一緒に偶然4個の景品をゲットしたことで味をしめた陳さんは、この2年間で、同市の各大型ショッピングモールを制覇。クレーンゲーム機のオーナーにとっては、彼はまさに「招かれざる客」だ。
クレーンゲームの秘訣を聞くと、陳さんは「クレーンで景品を掴む前に、回転する方向や角度を計算し、景品が置かれている位置や重心、景品のどの部分を掴むのが良いかよく観察すること」と包み隠さず話してくれた。
お金をかけて遊ぶ趣味はほぼクレーンゲームのみという陳さん。これまでに約10万元(約160万円)ちかくをつぎ込んでいるという。現在、陳さんはほぼ毎日退勤と同時にクレーンゲームのある場所を訪れ、モールなどの閉店時間まで居続けることもしばしばだという。今までにゲットした膨大な数の景品については、去年、千個以上を特別支援学校の生徒に寄付したり、クレーンゲームの資金調達のため、一部を微信のモーメンツなどネット上で販売しているという。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年4月6日
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