中国の若者は今や4億人を上回った。この数値は総人口の3分の1を占め、米国とヨーロッパの労働人口総数より多い。彼らの購買力は、「主力エンジン」と称することができる。彼らは中国経済の持続的成長に関わっているだけではなく、グローバル経済の安定の鍵も握っている。英国誌に掲載された文章を引用して環球時報が伝えた。
この中国の若者世代は、ほかの旧世代とも全く違うと言える。現代文化、家庭、結婚、ブランドに対する彼らの考え方は、極めて大きな影響力を備えている。ミレニアム世代である彼らは一人っ子家庭で成長し、デジタル化された世界で世界中の人々と交流することを好む。初代「デジタル原生代」である彼らはオンラインショッピングに夢中になり、さまざまなモバイル端末を使って活動している。現時点での推計によると、中国ミレニアム世代の総収入は、今後10年間で3兆ドル(約331兆円)増加すると見込まれている。このような驚異的ともいえる購買潜在力は社会を変えつつあり、消費をめぐるマーケティングの仕掛け人と消費者との相互関係についてのメディアの先入観を根底から覆しつつある。
中国のミレニアム世代が地球上において、最も活発なデジタル生活を送り、デジタル化に対する意識が最も高い消費者グループであることは、もはや疑う余地はない。中国政府は今後、「新常態(ニューノーマル)」政策を実施し、経済モデルを転換し、2017年経済成長率目標を6.5%前後と定めた。このような新たな情勢のもと、今までは効果的だったブランド戦略はもはや通用しなくなる。ブランド各社は販売力を維持するために、180度の方向転換を余儀なくされ、消費の鍵を握るこれらの重要な若者グループの心をしっかりと掴まなくてはならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月10日
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