商務部(商務省)サービス貿易・商業貿易サービス業司の責任者は18日、2017年第1四半期(1~3月)のサービスアウトソーシング産業の発展状況を説明した。同期の中国企業のサービスアウトソーシング契約の執行額は1462億6万元(1元は約15.9円)に上り、前年同期比8.7%増加した。このうちオフショアサービスアウトソーシング契約の執行額は934億6千万元で、同5.3%増加した。
同責任者は、「第1四半期の中国のサービスアウトソーシング産業には次のような特徴がみられる」とした上で、次のように述べた。
同責任者によると、「地域の発展状況をみると、東部地域の省・直轄市のオフショアサービスアウトソーシング契約の執行額は895億2千万元に上り、同4.8%増加した。中部・西部地域のオフショアサービスアウトソーシング契約は39億3千万元で、同17%増加し、業務の伸びは東部を明らかに上回った。一部の労働集約型のサービスアウトソーシング業務が東部から中西部へ移転したことが、中西部地域の業務の伸びが加速した重要な要因だ」という。
また同責任者は、「国際市場からみると、中国企業が米国から受注したサービスアウトソーシング契約の執行額は220億4千万元で同19.7%増加し、欧州連合(EU)は144億6千万元で同2.1%増加、日本は84億2千万元で同14.2%増加した。香港地区から受注した契約の執行額は138億6千万元で、ほぼ昨年並みの水準だった。上記市場からのオフショアサービスアウトソーシングが全体に占める割合は62.9%。中国と『一帯一路』(the belt and road)関係国との間で新たに締結されたサービスアウトソーシング契約は契約額が261億2千万元で同33.9%増加、執行額が164億1千万元で同18%増加し、中国のオフショアサービスアウトソーシング全体に占める割合は契約額が17.7%、執行額が17.6%だった。このうち東南アジア諸国からの契約額は170億8千万元で同49.4%増加し、執行額は109億4千万元で同27.8%増加した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月21日
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