気分が落ち込んだときは誰にでもある。そんなときはどうやって解決すればいいのだろう?「スポーツジムでたっぷり汗をかく」ことを選ぶ人もいるだろう。米コネチカット大学の研究チームがこのほど「米国心理学雑誌(American Journal of Psychology)」に発表した研究論文によると、実は、「ぶらぶらと散歩する」方が、トレーニングで大量の汗をかくより、気分が落ち込んだ時の対処法としてより効果的という。新華社が報じた。
研究チームは、健康な成人419人を被験者として募り、4日間歩数計を付けて生活してもらい、同時にアンケート調査に回答してもらった。アンケート調査には、日常のスポーツ習慣、心理面での幸福度、抑うつ度、痛みの程度、日常のトレーニングでどのような痛みが生じるか、などの内容が含まれていた。その結果、被験者が活動的でないほど、幸福感が低いことが判明した。また、軽い運動をしている人は総じて幸福感が高く、抑うつ感が低かった。適度な運動をしている人は幸福感が高く、痛みの程度が低かった。
英デイリーメール紙は、研究チームの中心メンバーであるグレゴリー・パンザ氏の談話を引用して、次の通り報じた。
「私たちの研究の結果、運動の強度と幸福感の関係は、『高ければ高いほど良い』というものではないことが分かった。散歩は、ランニングのような中・高度の運動より、気分を高めるのに有益だ。運動が好きでない人は、気分を高めるために、わざわざ強度の高い運動をする必要はない。適度な運動をするだけで十分効果がある」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年5月16日
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