中国では6月1日が「国際子供の日」。愛する我が子のためにプレゼントを「爆買い」する「ママ」たちで盛り上がった。メディアの報道によると、「2016 ニールセンオンラインショッピング利用者動向研究報告」によると、オンラインショッピングを利用する女性のうち、「ママ」が65%を占めている。利用者に占める割合が増加しているだけでなく、「ママ」たちがオンラインショッピングを利用する頻度や一回当たりの購入額も全体の平均を上回っている。また、購入の総額はオンラインショッピング利用者全体の40%も多い。中国経済網が報じた。
前世代の「ママ」と違い、新世代の「ママ」たちは、マタニティ・ベビー用品を購入する際、オーダーメードしたり、オリジナリティある商品を購入したりする傾向にある。この「ママ経済」という新たな動向に目を付けたのか、中国のオンラインショップ大手・天猫は今年5月20日に第1回「親子フェスティバル」を開催し、3日間のキャンペーンで、マタニティ・ベビー用品の売り上げが前年同期比で約200%増となった。特筆すべきは、テクノロジー系のマタニティ・ベビー用品の売り上げが前年同期比で8倍増と激増し、マタニティ・ベビー用品の中では最も売り上げが伸びたジャンルとなった点だ。
中国経済網の評論家・林耘氏は、「まず、オンラインショッピング世代が結婚して子供を産み『ママ』になる年齢になっている。次に、少し上の世代の『ママ』もオンラインショッピングを覚えるようになっている。つまり、オンラインショッピング世代が成長したほか、インターネットが従来の生活に浸透してオンラインショッピングを利用するママの数が非常に多くなっているということ。また、経済が発展しているのを背景に、人々の経済力にも余裕が出るようになり、『ママ』たちは、必要なものを購入する際、オリジナリティある商品に注目するようになっているほか、新しい世代の『ママ』たちは、目新しいものを、好んで受け入れる」と分析している。
その他、わざわざ出かけることもなく、珍しい商品や自分の個性にあった商品をどこにいても購入することができるというのも、インターネットの特徴。「ママ経済」の台頭は、中国経済は活気があり、中国人の購買意欲が非常に強いことをもよく示している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月2日
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