中国有人宇宙事業弁公室の楊利偉副主任は5月16日、記者の独占インタビューに応じた際に、「中国第3期宇宙飛行士の選抜が、今年開始されることは間違いない。事前のリサーチ、実験のすべてが完了している」と述べた。中国青年網が伝えた。
◆新時代の宇宙飛行士が備えるべき素質とは?
楊氏は、「宇宙ステーションで行われる科学実験が大幅に増加するため、宇宙飛行士はより多くの知識を蓄えなければならない。私たち第1期の宇宙飛行士はいずれも大卒者で、現役空軍パイロットの中から選抜された。現在はさらに多くの技術的見地から検討し、飛行技術者、ペイロード専門家の増加が望まれており、地方や民間からエンジニアや科学研究者を選抜するが、修士以上の学歴が必要だ」と分析している。
新しい宇宙飛行士の選抜・訓練基準も調整された。身体的な面では第1・2期ほど厳しい条件は設けられていないが、より安定した心理状態、長期的に狭い空間で激務をおこなう忍耐力が必要で、慢性疾患の検査も厳しくなる。
宇宙飛行士はパイロットのように健康で、しかも完璧さを求められるという。楊氏は「骨折したことがある人は対象外。盲腸炎の手術歴ならば容認できるが、胸部の手術歴があれば対象外となる。近視であればさらに厳しい。なぜなら、宇宙空間では網膜剥離になりやすいからだ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月6日
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