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マジシャン甄沢権:夢の実現には「計画性」が必要

香港で少数派の仕事をする人たちの職業観(三)

人民網日本語版 2017年06月14日13:44

甄沢権(ルイス・ヤン)は大学を卒業するとき、「マジシャンになる」ことを人生の目標に定めた。新華社が報じた。

彼は大学でマーケティングを専攻した。大学在学中、彼はマジックと出会った。最初は、マジックを自己アピールのツールとして利用しようと思っただけで、将来、自分がそれを職業にするとは、夢にも思わなかったという。

甄沢権の父親は教員、母親は銀行員だった。息子の彼は、どちらの仕事も継ぐ気はなかった。彼は、自分がマジシャンになることについて、両親を2、3年かけて説得した。もしもうまく行かなかったら、他の仕事をするという条件付きで。

「両親の心配をよそに、私はマジックの練習に力を入れた。欧州や米国で開催される各種大会に出場し、賞を取ることができた。計画性をもって練習を進め、自己PRを行い、自分のペースを作ることは極めて重要なことだ」と彼は話した。

白鳩が飛び出すマジックなど一連のパフォーマンスによって、甄沢権は数多くの国際賞を獲得した。2016年、CCTV(中国中央テレビ)の「元宵晩会」に出演した彼は、香港方言の普通話(標準中国語)を話しながら、香港式ミルクティーと火鍋を観衆の目の前に出現させた。

「歌を歌いながらビクトリア湾の海上を歩く」-これは、彼が現在考案中の新しいマジックだ。「手法を少し変えるだけで、世界中で誰も成し得ていないマジックができ上がる」-これは、彼が将来的に実現したい計画だ。

甄沢権は、「誰も歩いたことのない道を行くことは、非常に大きな困難を伴う。なぜなら、参考になる前例が皆無だから。だが、成功するチャンスはかなり大きい。誰にでも夢がある。だが、その夢を実現するためには、計画性をもって進んでいかなければならない」と語った。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年6月13日

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