米国を訪れていた中国の美人研究者・章瑩穎さんが現地で行方不明になってから数日が経過した。米FBI(連邦捜査局)はこのほど、この事件について調査に乗り出したことを明らかにした。FBI公式サイトに掲載された最新情報によると、本件は「誘拐事件」として取り扱われている。中国新聞網が報じた。
章さんは現地時間6月9日午前、アパート賃貸契約の手続きをするために研修先の大学研究室を出たが、その後行方不明となった。FBI公式サイトによると、彼女は、行方不明になる前にある白人男性と接触しており、この男性が乗っていたGMの乗用車「サターン・アストラ(黒色)」が事件に関係しているとみられている。
FBIは、「今回の事件に関して、心当たりや関連情報を持っている人は、FBI本部、現地のFBI支部、大使館・領事館に連絡してほしい」と呼びかけている。
米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校警察局は、現地時間11日夜と12日午前、行方不明になる前の章さんが映っている監視モニターの映像2種類を公開した。
11日に公開された映像は、現地のバス停留所とバス車内に設置された監視モニターが撮影したもので、現地時間9日午後1時35分ごろ、オーチャード・ダウンズにあるバス停からバスに乗り込む章さんの姿が映っていた。その後、午後1時52分に、章さんはスプリングフィールドとマシュー・ストリートの交差点にあるバス停で下車した。
12日に撮影された映像には、現地時間9日午後2時ごろ、グッドウィン・アベニューの東側を歩く章さんが映っていた。その時、GM製の黒い「サターン・アストラ」が彼女に近づいて停まった。この車を運転していた人物と彼女が二言三言会話を交わしたのち、彼女は車に乗り込み、車は北の方に走り去っていった。
映像では、章さんはダークグレーのプリントと白い文字が入った野球帽をかぶり、肩まである髪の毛を下ろし、メガネをかけていた。白と薄いピンクのボーダーのフランネル長袖シャツとジーンズ、白いスニーカーを身に着けていた。また、ネイビーブルーのリュックを背負っていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月15日
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