日本人にとって「ザリガニ=食材」という認識はあまりないかもしれないが、世界的に見てみるとザリガニを食べる国は少なくない。中国もその一つで、すでに夏の風物詩とも言うべき食材になっているだけでなく、ここ数年その人気はますます増すばかりだ。
現在、中国のザリガニ市場は1000億元(約1.6兆円)を超える規模となっており、ザリガニ料理を提供するレストランの数は中国全土で1万7千軒以上あると言われ、ケンタッキーフライドチキンの店舗数の3倍以上となる。
そんな中国のザリガニ市場の実態と食材としてのザリガニの魅力を取材するため、このほど人民網のポルトガル人社員のアンドレイさんと記者たちは北京市でもザリガニレストランが軒を連ねていることで有名なグルメストリート「簋街」を訪れた。果たして彼女はザリガニ料理をどのように評価するのか。
今回注文したのはザリガニ料理の中でもオーソドックスなピリ辛風味の「麻辣ザリガニ」。今回初めての挑戦というアンドレイさんは、ザリガニを食べる時には欠かせないビニール製の手袋をつけて、早速一匹目の「解体」に取り掛かった。
最初のザリガニを口に運ぶと、「想像していたよりも辛くなくて美味しい。とても好みの味」と、満面の笑みでその後も次々とザリガニを平らげた。どうやらザリガニ料理はアンドレイさんの心を見事つかんだようだ。
中国の夏の夜には是非、ビールにピリ辛のザリガニをお試しあれ!(編集TK)
「人民網日本語版」2017年6月16日
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