商務部(商務省)の孫継文報道官は22日に行われた定例記者会見で、「中米経済協力の『100日計画』はこれまでに初期の成果として10項目の成果を達成し、現在は後に続く成果を目指して話し合いが行われており、より多くの実質的な成果が得られる見込みだ」と述べた。新華社が伝えた。
孫報道官の説明によると、「『100日計画』がこれまでに獲得した初期の成果には、農産品貿易、投資、エネルギー、金融サービスなどさまざまな分野のものが含まれ、目下、各成果の実現に向けた取り組みが順調に進展している」という。
孫報道官は、「農産品貿易の分野で、中国は7月16日までに米国産牛肉の輸入を実現することを承諾し、一方、米国は7月16日までに中国産熟成トリ肉の輸入に関する手続きルールを発表することを承諾した。双方は目下、承諾を真剣に履行しつつある」と指摘。
米国産牛肉の対中輸出について、中米双方の主管部門はこのほど具体的な検査検疫条項をめぐって意見が一致した。対中輸出が実質的な貿易としてできるだけ早く実現することを目指し、米農務省は必要な国内手続きを履行済みで、両国の輸出入関連企業はビジネスレベルで積極的に協力を進めている。孫報道官は、「成果が早期に実現することを確信する」と述べた。
孫報道官は中国産熟成トリ肉の対米輸出について、「米国は6月15日、中国農業部と国家質量監督検験検疫総局(質検総局)に対してすでに承諾を実行に移したことを通知し、同じ日に農務省のホームページで中国産熟成トリ肉の輸入に関する手続きルールを発表した。今後はプロセスに基づいて60日間の意見公募(パブリックコメント)を行い、広く意見を募集する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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